以下の理由から、Linuxディストリビューションには、Xubuntu 16.04.04 AMD64版を使うことにしました。
- UbuntuよりXubuntuのほうが軽量
- Ubuntuとレポジトリを共有しており、CUDA ToolkitもUbuntuのものを利用可能
- CUDA Toolkit 9.2がサポートしているバージョンのうち、唯一のLTS(長期サポート)バージョン
- 本家UbuntuのUnityがどうにも使いづらい(個人の感想です)
インストールの手順はUbuntuと同じです。
■CUDA Toolkitのインストール
現在ダウンロードできる最新のCUDA Toolkitのバージョンは9.2です。
以下のURL
https://developer.nvidia.com/cuda-downloads
から、「Linux」「x86_64」「Ubuntu」「16.04」「deb(local)」と辿ってダウンロードします。
辿るのが面倒な方は以下のURLからどうぞ。
https://developer.nvidia.com/cuda-downloads?target_os=Linux&target_arch=x86_64&target_distro=Ubuntu&target_version=1604&target_type=deblocal
ダウンロードが終わったら、ターミナルを開いて、
sudo dpkg -i cuda-repo-ubuntu1604-9-2-local_9.2.88-1_amd64.debとすれば、インストール完了です。
sudo apt-key add /var/cuda-repo-9-2-local/7fa2af80.pub
sudo apt-get update
sudo apt-get install cuda cuda-drivers
■ccminerのインストール
次に、マイナー本体のccminerをダウンロードしてビルドします。
askmonaの名無し名誉名人さんがチューニングしたものが一番採掘効率がよいので、そちらを使います。
https://askmona.org/9245
上記のURLから辿って「KlausT-8.21-mod-r11-fix」のソースコードを取ってきて、任意の場所に展開します。
なお、ccminerのビルドには、いくつかのパッケージが必要なので、予めインストールしておいてください。
sudo chmod 500 *.shインストールが済んだら、展開した場所で、
sudo apt install automake
sudo apt install libssl-dev
sudo apt install libcurl4-openssl-dev
sudo sh ./autogen.shとすればccminerがビルドされます。
sudo sh ./configure
sudo sh ./build.sh
私の環境(Core 2 Duo E8600、4GBメモリ)では、ビルドに30分程かかりました。
なお、上記手順でインストールしたCUDA Toolkitにパスが通ってないと、ビルドに失敗します。
その際は、build.shの中の
# export PATH="$PATH:/usr/local/cuda/bin/"のコメントを外すといいかも知れません。
0 件のコメント:
コメントを投稿